租税教室の講師をやっています!
それでは、また次回まで💛
今日はすごい雨でした☔そんな土砂降りの中、小学校へ行って租税教室の講師をしてきました。
学校って、駅から遠い所が多いので、今日はちょっと行くのが大変でしたが、何とか間に合ってほっとしました。
さて、今日のブログは税理士の租税教育活動について書いてみたいと思います。
税理士の租税教育活動
税理士は、お客様の税務申告のお手伝いをするだけでなく、小中学生や高校生、大学生に対して「租税教室」を開催し、税に対する正しい知識や、納税の大切さなどを伝えています。
いわば税理士のボランティア活動ですね。じつはこの租税教育活動は、税理士会の会則に規定された活動です。日本税理士連合会が公表している、租税教育基本指針では、目的を以下のように言っています。
租税教育等の目的は、租税に関する意義、役割、機能、仕組み等の租税制度を知るとともに、申告納税制度の理念や納税者の権利及び義務を理解し、社会の構成員としての正しい判断力と健全な納税者意識を持つ国民を育成することでもあり、併せて国民に対し税理士制度を正しく周知することである。
日本税理士連合会 租税教育
税理士の使命は、独立した税務の専門家として公正な立場で納税者の信頼にこたえるべき、と税理士法では定められています。
そういう存在であるからこそ、私たち税理士が子供達に伝えられることは多いと感じています。
租税教室のコンテンツ
租税教育のコンテンツは、日本税理士連合会がテキストを作成しており、基本的にはそのテキストに沿って進めて行きます。
内容はかなりバラエティに富んでいますが、子ども達が楽しんで学べるように工夫して進めます。
例えば、こんな内容をお話します。
- 税の種類は約50種類
多くの税の種類を準備することで、公平に税を集めることができます。 - 税は法律があるから集められる
税は国会で立法された法律を根拠に集められます。これを租税法律主義といいます。 - 税は支払能力に応じて集められるように工夫されている
いろいろな税の種類を準備することで、その人の支払い能力に応じた課税ができるようになっています。これを応能負担の原則といいます。 - 公平って何だろう
立場の違うグループを想定し、公平な税の集め方をゲーム形式で考えます。 - 税の使われ方を知ろう
国民から集められた税が、どの様な使い道で使われているかを学びます。 - 税理士の紹介
税理士が申告納税制度を維持するために、納税者の皆さんのお手伝いをしていることをお伝えします。
かなり盛沢山で、小中学校ではだいたい2コマを使って授業をします。
租税教室は楽しい!!
私自身は租税教室の講師デビューをして、約1年になります。とはいえ、デビューしてからの1年はコロナ禍で、異例となるオンライン授業でのデビューとなりました。
そして、コロナが落ち着いて来た先月から対面での租税教室を開催することができ、私も対面授業デビューを果たしました💦オンラインと違って、子ども達の反応が直で帰ってくるので、とても楽しく、クセになりそうです。
私自身の子どもはもう高校生、大学生となり、こんなに素直に反応してくれないなぁ、と思いながら、今日は小学生に向けての授業をしてきました。とは言え、2時間ぶっ通しでしゃべり、元気な小学生の反応に答えながらの授業は、想像以上に疲れました。毎日子供達に対峙している先生方を、心から尊敬せざるを得ません。
租税教室の講師を経験してみて、人前で私の知識をお伝えする楽しさを知ったことも、貴重な気づきになりました。開業後も何らかの形で、知識をお伝えする場を作っていきたいな、と考えています。
それでは、また次回まで💛
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