創業講座「あなたの仕事を創るために必要なこと」に参加しました。

white wooden table with chairs in a room

それでは、また次回まで💛

Jules家の息子は高校3年生。入学した時からずっとコロナが続き、入学式もなく、学園祭も体育祭も縮小され、修学旅行も行くことができないまま受験を迎えます。感染者数がまた増えていますが、残り少ない高校生活を少しでも思い出深いものになるよう、祈るのみです。

さて、今回のブログは、先週末に最終回を迎えた、創業講座についてです。今回、自分が開業するにあたり、創業講座を受講しました。具体的にどんな事を学んだのか、まとめてみたいと思います。

創業講座で学ぶこと

今回受講した講座は、リトマスが主催するオンライン講座「2022年春期 あなたの仕事を創るために必要なこと」。東京都の「東京都女性若者シニア創業サポート事業」の一環として企画された講座です。

5月から7月までの10週にわたって、2時間×5回の連続講座で、実に内容の濃い講座でした。具体的な内容は、次の通り。

第1回:起業とは、起業に必要な視点、発想法
第2回:起業に必要な基礎(財務経理・人材育成・マーケティング)
第3回:これからの時代の経営と販路拡大の具体的な方法
第4回:事業計画書作成のポイント、地域で愛される事業の作り方
第5回:事業計画書作成と個別アドバイス、プレゼンテーション等

https://ritomas.com/event/5706/


基本的な経営学的な事から、会計、マーケティングなど、会社経営で知っておきたい基本的な事が網羅されています。特に自分の事業の理念やミッションの大切さなど、とかくお金の事に目が向きがちなところを、起業の足元をしっかり固めることを一貫して教えてくれました。

講座では、毎回、宿題のワークが出され、最終的には事業計画書の作成を目標にしていきます。創業支援に実績のあるリトマスの代表である東さんの解説はとてもわかりやすく、実例も交えながら毎回あっという間の全5回でした。

また、毎回他の受講者の皆さんの事業について、直接に事業プランや目標をお聞きすることができ、税理士として開業前の方々がどの様な不安を持っているか、また、どの様に創業に向けて動いているかを知ることができた事も、大きな収穫だったと思います。

事業計画書を作る事は、自分との対話だった。

今回の講座のゴールは事業計画書を作る事でした。事業計画書を作るためには、数字の事以上に、自分の事業をどの様に育てて行きたいか、どの様なお客様に価値を提供したいかを考えることが大切です。

漠然と頭の中にあるものを、毎回のワークを通じて吐き出していきながら、まずは夢を紙の上で形にしてみる作業こそが、事業計画作成のコアだったと思います。毎回の宿題のテーマを並べてみると、事業計画書づくりに必要なプロセスに沿っていたことがよくわかります。

  • ミッション、ビジョン、バリュー、理念を書いてみる。
  • 資金計画、人材計画を立ててみる。
  • マーケティング、販売計画を立ててみる。
  • 事業計画書を書いてみる。

毎回の宿題には2週間の時間がありましたが、手を動かせば動かす程、課題が見つかります。果たしてやっていけるんだろうか、こんな計画で大丈夫だろうか、という不安との対話でもありました。その一方で、マーケティングや資金計画を実際に書いてみて、何とかやっていけるかも、という見通しが立ったことも事実です。

有限な「自分」という資産をどう生かすか、創業前にきちんと見つめる時間を取る事は大切なプロセスだと身をもって知る事ができました。とは言え、完璧な計画を立てても、一歩目を踏み出さないことには、絵に描いた餅になってしまいます。計画以上に一歩目を踏み出す勇気を持ちたいです。

創業講座は創業融資に繋がる。

「東京都女性若者シニア創業サポート事業」では、創業融資を受ける場合には、事業計画書の作成や創業後の経営アドバイスなどを無料で受けることができます。

事業計画書の作成には、経営論や会計などの基本的な知識がどうしても必要になります。自分一人で事業計画書を作るより、この様なサービスを通じて、経験豊かなアドバイザーと繋がれるのは心強いと思います。

私自身も開業にあたり、創業融資を考えています。創業講座を通じて、事業計画書のドラフト作りに着手することができました。とはいえ、実際に融資を受けるまでには、まだまだブラッシュアップが必要です。自分一人で考えられることは限界があります。今回の受講を良い機会として、いろいろな人と繋がりながら、前に進んで行きたいと思います。

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