税理士試験の合格発表🎯

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それでは、また次回まで💛

おとといは税理士試験の合格発表でしたね。私が合格した5年前は、合格発表が12月の中旬だったので、2週間とはいえ発表が早まったのは受験生にとってはうれしいことですね。
Twitterのタイムラインにも、たくさんの方の喜びの声が流れてきて、自分の合格発表の時を思い出しました。

ということで、今日は私の合格発表の時を思い出してブログを書いてみようと思います。

思ってもみなかった合格🎯

私の最後の合格科目は所得税でした。2回挑戦し、不合格・・・。勉強してもしても、自分の実力があがっていく気がしない中で、3回目の挑戦でした。

初めての受験から10年以上が経ち、正直税理士試験を受け続けることにメンタルが折れかけていました。今回落ちたら、もう諦めようか・・とすら思っていました。でも、夫に愚痴ると、「ここまで積み上げてきたことなんだから、今更撤退とかないでしょ。受かるまでがんばれ!」と厳しい言葉で励まされ、そうだ、弱気になっちゃいけない、と思い直しながら、最後の一年は勉強していました。

当時のTwitterを読み返してみると、試験直前の苦しみが残っていました。

やはり眠い。後6題。ここで踏ん張らないと後悔する。油断すると何かやらかしちゃうんじゃないかという恐怖に飲み込まれそう。
でも勉強してきたからこそ恐怖や不安が湧いて来るんだと信じてやれるだけのことをやる。誰にも言えないからここで呟く。

試験4日前のTweet

こんな時間に過去問解いた私がばかでした。問題が全く読めていませんでした。つまらない読み飛ばしがありました。冷静さを欠いていました。
当日はココが出来れば大丈夫です。今日で最後にします。絶対に。

試験2日前のTweet

やはり直前は基本に戻って自分で立てたスケジュールを淡々とこなしつつ、ときどき猛烈な不安に襲われて、反省する・・・。そんな繰り返しをしながら過ごしていた受験直前の苦しみが思い出されます。

そして、税理士試験の怖いところは、試験が終わっても全く手ごたえがないところ。そして、手ごたえがあったとしたら、みんなも出来ているから、ボーダーが高くなるところ。

自己採点では、この年はTAC、大原ともに、ボーダー以上確実未満だったと思います。なので、半ば絶望の気持ちに一ミリの希望を持ちながら、所得税の経験者コースをぼちぼちやりつつ、合格発表を待つことになりました。この待つ時間がつらかった!!

そして合格発表当日。どうせ受かってないだろう、と思っていたので、発表日であることをすっかり忘れてその日は免許の更新に都庁に来ていました。免許更新の手続きをして、講習室に入ったところで、そーいえば・・・と発表だったことを思い出しました。
まぁ、名前はないよな・・・と思いながらインターネット官報を検索し、東京都を探していくと・・・ええええ!!!名前ある???

そこからは、講習のビデオは全く頭に入らず、涙が出てきそうなのを必死にこらえながら、事態を飲み込もうと必死でした。

免許センターを出て、都庁の中庭で、まずはお世話になった大原の先生に泣きながら電話しながら、やっと実感が沸いてきました。とはいえ、同姓同名の可能性もあります。そして、どーせ受からないだろう、と思っていたので、受験票も捨ててしまったので、受験番号の確認もできません。

なので、合格証書が届くまでは万が一・・・ということもあるので、事務所へは合格証書が届いてから報告をしました。

合格がうれしかったのはもちろんですが、本当に長かった税理士試験をもう受けなくていいことについての安堵の方が大きかったのかな・・・と思います。これが、最後の科目の合格発表の日の出来事です。

終わってみると、何一つ無駄ではなかった。

税理士試験を受けていると、理論の暗記なんて無駄なんじゃないか、こんな細かい論点が何の役に立つんだ、っていう気持ちになってきます。特に、受けても受けても不合格が続くと、本当にそう思います。

でも、税理士になって日々の実務にあたっていると、一回は理論をしっかり暗記したからこそ、税法の全体像が見えていることに気づきます。税理士試験の理論問題は、暗記だけでも、理解だけでも解けません。その一つ一つの努力が、税理士としての知識の土台となったんだな、と感じます。

なので、今年残念だった皆さんも、合格を手にした時には今の苦労がすべて自分の武器になります。それを信じて勉強を続けてほしいと思います。

私の受験歴

なお、私の受験遍歴はこんな感じです。

1年目 消費税 D判定
2年目 消費税 A判定 簿記論 合格
3年目 財務諸表論 合格
4年目 法人税 合格
5年目 相続税 B判定
6年目 相続税 A判定
7年目 相続税 A判定 消費税 A判定
8年目 相続税 B判定
9年目 消費税 合格
10年目 所得税 A判定
11年目 所得税 A判定
12年目 所得税 合格

一番精神的にきつかったのは、相続税4年目でB判定だった時と、所得税2年目でA判定だった時です。特に相続税は、やってもやっても財産評価の沼にはまっていくようで、4年目不合格だったときは相続税を離れたい気持ちの一心でした。やはり不合格が続くときはしんどいですね。

ところで、不思議なことに手ごたえがあった時よりも、不安だった時の方が合格していたな、と思います。

合格する時はやはり自分の実力が一番積みあがっているときだと思います。だからこそ、出来なかった問題と出来た問題の感触がはっきりとわかります。そこが合格しているか不安が大きくなるモトなのだと思います。

ということで、つらつらと自分の受験を思い出して書いてみました。とはいえ、受験は100人いたら100通りの道筋があります。次へ進む人も、一休みする人も、自分の決断を信じて前に進んでいきましょう!

それでは、また次回まで💛

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